- 子どもの最善の利益の保障
- 共生社会の実現に向けた後方支援
- 保護者支援
子どもの最善の利益を考慮し、人権に配慮した支援を行うために、子どもの支援に相応しい職業倫理を基盤として職務に当たらなければならない。
その時期の子どもの発達過程や特性を理解している者による、一人ひとりの状況に応じた計画に沿った発達支援を通して子どもが他者との信頼関係の形成を経験できる事が必要。この経験を起点として友達と共に過ごすことの心地よさや楽しさを味わうことで、人と関わる事への関心が育ち、友達と関わることにより、葛藤を調整する力や、折り合いをつける力が育つことを期待して支援する。
上記の基本的姿勢を踏まえ、子ども一人ひとりの放課後等デイサービス計画に沿って、下記の基本活動を複数組み合わせて支援を行うことが求められる。
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
子どもの発達に応じて必要となる基本的日常生活動作や自立生活を支援するための活動を行う。
子どもが意欲的に関われるような遊びを通して、成功体験の積み増しにより自己肯定感を育めるようにする。
将来の自立や地域生活を見据えた活動を行う場合には、子どもが通う学校で行われている教育活動を踏まえ、方針や役割分担等を共有できるように学校との連携を図りながら支援を行う。 - 創作活動
創作活動では、のびのびと自由な表現をさせ、表現する喜びを体験できるようにする。
日頃からできるだけ自然に触れる機会を設け、季節の変化に興味を持てるようにする等、豊かな感性を培う。 - 地域交流の機会の提供
障害があるがゆえに子どもの社会生活や経験の範囲が制限されてしまわないように、子どもの社会経験の幅を広げていく。
他の社会福祉事業や地域において放課後等に行われている多様な学習・体験・交流活動等との連携、ボランティアの受入れ等により、積極的に地域との交流を図っていく。 - 余暇の提供
子どもが望む遊びや自分自身をリラックスさせる練習等の諸活動を自己選択して取り組む経験を積んでいくために、多彩な活動プログラムを用意し、ゆったりとした雰囲気の中で行えるように工夫する。